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現在発売されているリキッドペーパーゴールド |
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注) マニキュアが発明のきっかけだった、という 別の説もあります。
実は、当サイトでも以前、この「マニキュア」説を元に、このページを書き上げていたのですが、その後、「絵の具説」を知りました。いろいろ調べてみてもどちらが本当か良く分からなかったので、米国の現在のリキッドペーパー総販売元の、ペーパーメイトに問い合わせました。すると、どうやら「絵の具説」が本当らしい、という返事を頂きました。そんなわけで、正しい情報を載せるため、申し訳ありませんが2005/07/16に、このページを改訂させて頂きました。
リキッドペーパーは、1952年(昭和27年)に丸善によって日本にも輸入されました。しかし、タイプライターを念頭に置いて作られたこの商品をなんとか筆記用に改良できないか、と考える人は多かったのです。
日本ではまだ日本語タイプライターがありませんでした。漢字やカナ、ひらがなと、豊富な文字を持つ日本語は、たった26個(厳密には違いますが)のキーで済む英語とは違い、タイプライターを作るのは大変だったからです。なので、手書きの筆記の書き間違いに使われるようになったのですが、塗って乾いた跡に書こうとすると、表面がつるつる過ぎて書きにくかったらしいのです。特に万年筆のインクなどには相性が悪かったようです。ただし万年筆の修正用には、化学変化でインクの鉄分を分解する修正薬品がありました。クロンボ、ロイド(クロンボの現在の商品名)、ガンヂーなどがそうです。 このうちロイドとガンヂーは今でも販売されています。
そこで1970年(昭和45年)、丸十化成が、日本の筆記に適した、国産初の修正液ミスノン600を開発し、発売しました。その後、他社も続々参入し、1980年(昭和50年)には、ぺんてるから、今でも続いて販売されている、有名なボトルタイプが発売されました。元々、前述のようにタイプライターなどの機械がなく、手書きの習慣が多かった日本にはぴったりの商品だったようで、特に論文を書く学生や研究者から、修正液は広く世間に広まって行きました。
修正液の定番。ぺんてるのボトルタイプ。
もう50年以上の歴史を持つ修正液ですが、永遠の課題は「乾きが遅い」ことでした。いや、近年は乾きが遅いということはないのですが、塗っても、乾くまでは字が書けませんから、少しの間でも長く感じるんですよね。また、ペン式の物は先端が固まってしまって中身が出なくなる、ということも多々ありました。長く使っていると、先端から紙の繊維などが入り込んで隙間を作ってしまい、そこから空気に触れて固まってしまうのです。(症状が軽ければ指で乾いた部分を剥がせば元通りになります。)
この永遠の課題を克服したのが、1989年(平成元年)に消しゴムメーカーのシードゴム工業から発売された修正テープ ケシワードです。日本の発明品だったんですね。薄いテープを貼り付けるだけなので簡単で、しかも乾くのを待つ必要がないため、修正テープは各社が販売に参入して爆発的に普及し、現在では修正用品の主力になっています。(修正テープを剥がしたいときは、砂消しを使うといいですよ。)
昔から、日本人は現在あるものをもっと使いやすいように作り変える、ということがとても得意でした。この修正用品についても、そのことが当てはまります。それにしても、液体だったものをテープ式にしてしまうとは、驚くアイデアマンぶりです。普通誰も思いつきませんよ。特に何かを参考にした、という話は伝わっていませんが、当時インスタントレタリング(こすって文字を転写するもの)は既にありましたから、もしかしたらそんな物からヒントを得たのかもしれませんね。
2005/07/16改訂
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