クボタ文具店

小さい中に工夫を凝らしたドイツ製ダックス鉛筆削り
詳細説明


あまり使う機会がなくなったからこそ、いざ使うときには良い物を使いたいものです。このドイツ製のDUXの鉛筆削りは、なんと革のケースに入っています。ここまでしなくても、と思ったりしますけど、でも自分の製品に対する自信の表れとも思えて、好感が持てます。


ゾーリンゲンではないようですが、やはりドイツの刃物。あなどれません。削り味はとても良いです。最初は少し戸惑いましたが、慣れるとシュルシュルと気持ちよく削れていきます。また、本体が真鍮製で、この手の鉛筆削りにしては、少し重量があります。約37gくらいです。しかし「重い!」ということはなく、むしろ適度な重量感で、使いやすいと思います。

 

ドイツは質実剛健、機能重視というのは本当ですね。この真鍮製の本体、削り出したままのようです。潔いことに、製品をきれいに見せるための表面加工なんかしていません!ですから、ピカピカ光っているわけではなく、素材そのまま、という感じ。少々キズなどもあります。本体裏には、誇らしげに「DUX」と「GERMANY」が刻印されています。

 

この鉛筆削りの最大の特徴が、ダイヤル。これを回すことにより、3段階に鉛筆の鋭さを調節して削ることが出来るのです。左の写真の赤丸にご注目。1-2-3とダイヤルを回すにつれて、段差が大きくなっているのがわかるでしょうか?この段差に芯先が当たることで、尖り具合が調節されます。下の写真の番号は、もちろんダイヤルの番号に対応しています。微妙ですけど、確かに尖り具合が違います。

 

削り屑はこんな感じです。写真には取れませんでしたが、最初からずっと切れ目なく削れたものもあります。りんごの皮むきなんかでもそうですけど、良く切れる刃物でないと、削り屑は繋がらないんですよね。参考になればと思い、この写真を載せてみました。

 

 

 

ご覧の通り、本体は真鍮の塊で壊れそうな部分もないので、長くお使い頂けると思います。そのため、別売りで専用の替刃が用意されています。

 

 

 

実はこの商品、私が小学生の頃には既にこの世に出ていた商品です。何かの雑誌に載っているのを見て、ものすごく欲しかったのを覚えています。その時は、ステッドラーの、予備の刃が本体にネジ止めされている物を使っていたのですが、断然こっちが欲しいと思いました。ダイヤルついてるし、何だか高級そうだし。今考えると、ガキだったくせに生意気です。昔から、少し変わった物が好きだったんですよね。で、今回やっと手にしたわけですが、期待をを裏切られないで良かったです。私も最近鉛筆を使っていませんが、削って、書くという行為を久しぶりにしてみようかな?と思わせてくれる商品です。

 

 

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